世界最大の都市公園がある街って
都市デザインの授業に出てきた。
−レジャイナ−
カナダのまん中、サスカチュワン州の州都であるレジャイナは大平原の真ん中に作った人工都市。
世界最大の都市公園がある街って
都市デザインの授業に出てきた。
都市公園＝自然保護区とかではなく人工的に作った公園。
日比谷公園とかセントラルパークみたいなもののなかで、世界で一番広い。
大きな池があり、花が咲き乱れて、天国のような所って聞いたことがある。
そんな天国のような街と言われるレジャイナだけど、
チャリダー（自転車旅人）の間では「墓場」として有名。
自転車乗りの墓場・・？
カナダ自転車横断に挑戦する人は西・東どちらからスタートしても
この街の両側に広がる1000ｋｍの大平原を走らなければいけない。
1000kmって事は約1週間。たいした町もなくテントで一人だけの生活。
しかも、景色はまったく変わらず、道は直線の一本道。
「なんでこんな事してるんだろう・・？」と思いながらもやめるにやめられない1週間。
そんな時、突然の高層ビル、物が豊富にあり街の真ん中には花が咲き乱れる大きな公園・・・
多くのチャリダーがココから飛行機で帰っていくらしい。まさに自転車乗りの墓場・・・
この航空写真からも、大平原の真ん中に突然現れる近代都市というのが良く分かる。
自転車乗りの墓場＝彼らはココで旅を止める＝中古市場が活性？？
きっと彼らが残していったイイ中古品が手に入るんだろうな。
って事で、バスで大陸横断中に途中下車。
（トロントから乗りっぱなしで41時間。バス乗りにとっても限界だった。。）
早朝にバスがターミナルに到着。
歩いて10分ほどの所にあったユースホステルにチェックイン。
他に泊り客はいないらしい。96年3月 日は、貸切！
それにしても、質素な作り。。。
荷物を置いて、街の探検＆中古自転車部品＆キャンプ道具を探しに行く。
気温１０度。暖かい。
雪が溶けて路面はグシャグシャしている。噂の公園はどこだ？？
探すまでもなく発見！
おおーっ！！街の真ん中に地平線！広すぎる・・
みんなジョギングしている。しかも半袖＋短パン・・・
こっちは、ジーンズにフリース＋ナイロンジャケット。。だって10度だよ。寒いって、半袖は！
「Hi！ イイ天気だね！」って声をかけてくれる。
厚着してるから馬鹿にされてるのか？ でも、10度はこんなもんだろ、普通。。。
街はいいところだ。人も、非常にフレンドリーだ。
何人かと、話しているうちに馬鹿にされてるわけじゃないと判明
それにしても広いなぁ・・・
池（凍っている）の向こうに怪しい（？）建物発見！
日本の国会議事堂みたい。。どうやっていくんだろう？
池を横切っていけば近そうだ。それでも３０分以上はかかるだろうな。
池の周りを回っていくと2，3時間はかかりそうだ・・・
橋も無さそうだし。。
横切って行っちゃおうかな、って思ったらこんな看板発見！
「Unsafe Ice」だって！
でも、池の上には足跡がたくさん・・・ソリ？の跡まである・・
迷ったけど、今日は天気が良くて雪も溶けているので止めておこう。
落ちても誰も気づいてくれ無さそうだし。。。。
結局、怪しい建物は何だか分からなかった。
図書館？・大学？・州議会場？
さらにテクテク歩く。と、公園の駐車場で面白いもの発見！
電気のコンセント！！
駐車場の2台にひとつの割合で全部の駐車スペースの前に立っている。
普通の家庭用と同じような穴が2つ。
100V？（アメリカ＝カナダだから110V？）有料？無料？分かりません。
写真では分かりにくいかもしれないけど、
車のフロントグリルから電気のコードが「ピロッ」って出てる。
どうやら、寒くてエンジンがかからないときに駐車場のコンセントに挿して使うようだ・・・・
100Vでエンジン始動？それとも、ちゃんと12Vが供給されているのか？
でも、バッテリーが死ぬぐらい寒いの？それとも単に性能が悪いのか？
高級車からも出てる。ポルシェからもピロッって出てる・・・カッコ悪いなぁ・・・
ボンネット（フロントグリル）にカバー（？）着けている車も多い。冬は寒そうだ。
公園を後にして、街の中心部へ行ってみる。
おおっ！商店街？の真ん中の道に枠を作って水をためて・・・
街の真ん中にスケートリンク！！
商店街はガラスで覆われていて雁木のようになっている。
道には人がいなくてさびしいが、中に入ると活気がある店が並んでいる。
ここのユースは１０：００〜１７：００は宿主のプライベート時間で
室内に入れない。
そこで、午後はユースの庭で日向ぼっこ＆読書で過ごす。
あー気持ちイイ。
夜にベッドの中でラジオを聞いていたら、明日は気温0度で天気はブリザードと言っている。
ブリザード？ 大げさだな。この街じゃないといいな。聞き間違いかな・・・