鍾乳洞に潜ってみました

   

雪溶けが始まった初春の曇天の日

岩手県南部、東北本線とリアス式海岸の間の山間部をドライブ。
行く当てもなく、山道を適当に走る。
(カッパのふるさと「遠野」に行ってみたが、雨だったので散歩は中止)

だんだん道が細くなってきて、チョット不安。

白い壁に赤い屋根のかわいい小学校を発見。

廃校になったばかりでした。。。
とっても寂しい感じです。

ここで、道端に「滝観洞」の看板発見!

滝か?洞くつか?鍾乳洞か?
面白そうなので、行ってみる事に。

ところが、ここから遠かった。。。。

謎のトラックに遭遇!

まだ、現役で働いているようです。かっこいい!

対向車がきたら面倒な事になりそうな、細い林道のような道を
グネグネと、何処までも走る。
この道で合っているのか?と、思う頃に看板が出てくる。。

ようやく到着

小川の対岸に滝観洞を発見。
滝観洞で「ろっかんどう」と読むらしい。

車を置いて、小さな事務所へ。誰もいない。。。。

インターホンで呼び出すと、おじさんが出てきた。

入場料600円。

「そっちの小屋に、長靴とヘルメットあるから」と言われる。

え”。。。そんな本格的なの?

「最後の滝まで20分ぐらいでいけるから」
「今、電気つけてやるからよ」

電気をつける??
って事は、洞窟内は、誰もいないってこと?

真っ暗な(電気はつけてくれるらしいけど)洞くつの中を
往復で1時間弱、1人出歩くのかい?
途中で崩れてきたり、増水してたり、川に落ちたりしたらどうすんの。。。

不安が顔に出ていたらしく、
「中に非常用のマイクがあるから、何かあったら言え、聞いてるから」

と、ますます不安になるような事を言う・・・
ま、でも、非常電話があるなら安心だ。

でも、「聞いているから」って。。。

長靴とヘルメットを借りて、洞くつへ。
入り口は狭い。腰をかがめて入る。
ずっとこのまま、1時間歩くんじゃないだろうな。。

10m程で立てるような高さの所に出た。
(2-3分、腰を屈めていた気分。30秒ぐらいだったんだろうけど)

所々に、蛍光灯の電気がついている。

蛍光灯の下だけ、コケが生えて、緑色になっている。ちょっとキレイ。

地鳴りのような低い音でドーーッと洞内に響いている。

一応、順路(通路)っぽい物が作ってあり、迷う心配は無い。
下に川が流れている所は、コンクリートで橋状の物が作ってあったりする。

それにしても、誰もいない洞くつを1人で歩いているというのは、
予想以上に怖い。何が怖いのか分からないが、全身の毛が逆立っている。

途中、クレバス状に岩が裂けていて、はるか下を水が流れているのが見える。

   

   

   

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