大寒を前にした土曜日の朝、釧路行きの飛行機に乗る。
(会社は月火と休みをもらって4連休)
上空から見た1月中旬の釧路の街
お、結構白いぞ。(当然ですが、、)
工場から立ち昇る煙が尋常じゃない。。。相当、寒そうだ。。。
空港から釧路駅行のバスに乗り (自転車は床下の荷室に入れてもらえた)
駅についたら、6年半ぶりに駅前市場「和商市場」へ。
食後は電車で根室に向かう。
1両編成のワンマン。バスみたい。
釧路を出て2時間。
長い警笛と共に電車が急に止まる。「ん?事故?」
でも、地元のオバチャンや高校生は全く反応を見せない。
とりあえず、運転席に駆け寄る(野次馬!)
「メスの群れだよ・・・ったく」と、運転手。。
エゾシカー!
釧路から3時間で終点「根室」に到着。
自転車を組みたてて、早速走り出す。
凍結路面をスパイクが確実に捉える
お、結構良い感じ。走れるぞ。
「気温−3.9度、路温−3.6度」と、表示されている。
国道に出ると、車道は除雪が完璧で全く雪は無し
歩道は凍っていて、滑って歩けない。
翌朝、いよいよ日本最東端を目指す。
最東端の納沙布(のさっぷ)岬までは、根室市内から23km。
夏なら1時間の距離。
予定では、岬で昼食を食べて、夕方までに根室に戻ってくる。
ただ、朝の時点で気温−5度。この気温がどう影響するか不明。
ホテルを出て、数百m。根室港に寄り道してみる。
凍ってるー!
防波堤の内側が完全に凍ってる。表面は波?の形が。(風によるもの?)
市街地から納沙布岬までの道は、雪が積もっていると思っていたのに、
市内以上にドライ。交通量は少ないのに除雪したの??
実はこの辺り、北風が非常に強くて、雪が吹き飛ばされてしまう!
常に北からの強い横風を受けながら、アスファルトにスパイクを突き刺して進む。
これなら、夏用のスリックタイヤでも十分走れた〜! しんどいよぅ。。。
ガードレールのオバケみたいな防雪板。
吹雪の時の視界確保と、路面に雪を積もらせないようにするための物ですが、
ちょうど自転車の高さに風をまとめて吹きつけるようになってます・・・
このせいで、ものすごく強い横風を、下のほうに受けます。。。辛い。。
道は、北海道特有の洗濯板状。。。
(地図には等高線が描かれない高低差で登り下りの連続)
気分は、トレーニング。。
大きな発電用風車がグワングワン言いながら回ってます。
走ること2時間半(だいぶかかった。。。)
最東端に建つという「平和の搭」が見えてきた。 あと少し!
ついに到着!
この納沙布岬の碑に向かってNTTが設置した定点カメラがあるのだ!
インターネット上から、「今の納沙布岬」が見れるカメラ。
納沙布岬定点カメラ
今回の目的のひとつとして、「このカメラに写りたい!」
最東端の碑の正面には北方領土の資料館「望郷の家」と「北方館」がある。
なんと!どちらも入館無料!
左の丸い建物が「望郷の家」。四角いほうが「北方館」
角度的にも、カメラは、この建物の2階に設置されているはず!
とりあえず、「望郷の家」の中に入ってみる。
北方領土の島々での生活の写真(戦前の)や、島の模型がある。
窓際には、双眼鏡や望遠鏡。見てみたいなぁ。。って思ったら、なんと無料!
スバラシイ!
そして、カメラは・・・ありました!
この島々を紹介するパネルの裏側!2機のデジカメを発見!
カメラのある窓から、碑を見てみる。
お、自転車が置いてあるぞ!(笑)
こんな絵が撮れていればなぁ。。。
出来れば自分も一緒に写りたい。。
でも、撮影は一時間に一回だけ。しかも毎日撮影時刻が変わっている。
今日の撮影時刻は??
さすがに、一時間もあそこに立ってはいられません・・・・残念。
自転車だけでも写したいので、最低でも1時間は放置しなくてはいけない。
待ち時間に、隣の「北方館」に入ってみる。
う〜ん。隣の望郷の家と、ほとんど内容が同じ・・・
北方領土の動物の剥製なんて、ポーズまでそっくり。望遠鏡が無料なのも同じ。
ものすごい、ライバル意識っていうか、どちらも無料なんだから別に真似しなくても。。
ん?あ、、、、
1階は別々ですが、2階はつながっていました。。。。
そっくりなんじゃなくて、同じ建物でした(笑)
家に帰ってから、定点カメラの画像を見ると・・・
写ってました!
2003年1月19日11:53 自分は写ってないけど、自転車はしっかり!