銀山温泉の公衆浴場

歩道の雁木の柱に、いきなり料金箱が打ち付けられている。

さらに、歩道からいきなり「男」「女」と書かれた扉。
番台は無く、自主的にお金を払い、自分の意思で(?)どちらかの扉を開ける。
(「男」の戸の前の料金箱は錆びて壊れていたので、女の箱に100円入れた)

戸を開けると、細長いスノコがひかれた3畳程の脱衣所。
管理人も、客も誰もいない。貸切。入口にゲタ箱、奥に着替えを入れる棚がある。

浴室の戸を開けてみる。

キレイに片付けてある。桶も積み重ねられてる。当然、「ケロリン」。
お湯は、やや青みがかった乳白色!やったー!

と、ここで、思いついた。
風呂場には、誰もいない。管理人もいない。
お湯は乳白色で、入ってしまえば、身体は見えない。。。
それほど熱くないようで、室内に湯気が充満していない。。。。
これは、、、写真が撮れる!

自分の入浴をセルフタイマーで撮る!

しかも公衆浴場で。。。

基本的に旅はいつも一人なので、今まで様々なセルフタイマー写真を撮ってきた。
でも、さすがに、入浴シーンは無い。。。。
こんなチャンスは、滅多に無いので、挑戦してみる事に。

まずは、湯温を確認。
湯気は無いものの、やや熱いのでホースで水を入れる。

脱衣所に三脚を立てて、カメラをセット。
ピントや絞りはこの時点で合わせてしまう。曇防止のため、レンズにキャップをする。
カメラにレリーズ(シャッターの延長コード)をセットし準備OK。

服を脱いで、風呂場に入る。
レンズキャップを外し、レリーズを押す。
このカメラ(Canon Kiss3)の場合、セルフタイマーは12秒。

湯船に浸かり、大きく深呼吸。
あえてカメラから目線を外し、
「あ”ーーーきもぢいいーーー」 ”パシャ”

と、まあ、こんな感じで、この写真は撮られたのでした。

ただ、今回は、この撮影をしている様子を、
さらにもう一台の、ゲタ箱の上に置いたデジカメのセルフタイマーで撮るという、
非常に難易度の高い撮影を(公の場で、全裸で、、)おこないました。

ココの温泉ですが、非常に気持ちが良かった。
カメラを片付けてから、ゆっくりと入り直させていただきました。


泉質は、「含硫黄−ナトリウム−塩化物−硫酸塩温泉」
源泉温度は、59.1度(そりゃ熱いわ) pH7(中性)
含有成分表に、印刷では無く、手書きで「銀イオン 0.04mg/kg」とありました。
通常、あまり含まれていない銀イオン含有。 さすが、銀山温泉!

   

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