築地市場に行く


東京の、日本の、世界の?台所! 築地市場。
食の中心って事で行ってきました。

年末の『買い物客で大混雑!』などで有名な、「場外(ジョウガイ)」
これは、築地市場・場外って意味で、
市場の外側に集まっている一般人向け店々の事。

今回、行ったのは、いわゆる場内。
プロの皆様が、仕事のために集まる市場の方です。



場内の仕事は、簡単に分けると3つ。
1:セリ
2:仲買(なかがい)
3:発送・出荷

セリは、言わずと知れたアレです。
日本中(世界中)の港で上がった魚を並べて、落札していくやつ。

これが、6時前に行われています。(って事は、準備は何時から??)
セリに参加できるのは、特別な免許を持った人(業者)だけ。
この、特別な免許を持った人たちが「仲買人(なかがいにん)」と呼ばれる人達。
(つまり、街の魚屋さんはセリには参加しません)

魚を落札した仲買人さんは、同じ市場内にある自分の店に魚を運びます。
ここが、築地場内の魚屋さん。売っているのが仲買人、客は街の魚屋さんや料理人。

仲買人から買った魚が、それぞれの街の魚屋に発送されていきます。
自分のトラックで買いに来る魚屋もいるんでしょうけど、大部分は配達みたい。


そんなプロの仕事が見れる築地場内へ!





市場は夜明け前が勝負って事で頑張ったのですが、、、
JR有楽町(ホントは、新橋が近い)に着いたのはAM6:20。
邪魔になるのでカメラ以外をロッカーに預けて、タクシーに乗り、
築地市場に着いたのは6:40。(手前で降ろされてしまい、歩いた)

セリが見たかったら6時までに!って分かっていたけど、この時間。。。。
でも、セリが終わって街の魚屋さんや料理人が買い付けに来る時間帯。
活気最高潮!さっそく潜入!


市場の中は、ターレーと呼ばれる、 エンジン付リヤカーが走り回っています。
前進・後退だけでなく、その場で旋回もできる謎の乗り物ターレー。
急角度で曲がって来るため、車の感覚で避けていると、巻き込まれます。



交通整理も大変!

ターレーが急旋回できるヒミツは、エンジンと駆動輪が入った円柱状の動力部を
そのままハンドルとして回しているため!(きっと、すっごい重ステなんでしょう、、)
詳しくは、「変な物」の乗り物コーナーに書きます。
このターレーって乗り物、ちょっと欲しい。(乗ってみたい!)
ナンバー付の小特(小型特殊車両)扱い。トラクターなんかと同じです。




ターレーに気をつけながら、扇形に広がる市場の入り口へ。


中に入ると通路が狭い!
仲買人の店の間をすり抜けて、奥にあるセリ場へ向かう。


この細い通路にも、箱満載のターレーがガンガン入ってきます。
ボケッとしていて怒られました。。



セリ場は、すでに終わって、仕事後の一休み感が漂ってます。
床には、移動を待っている、カチカチに凍ったマグロがゴロゴロ。



この大きさで中ぐらい。
大きいものだと、この倍ぐらいはある。



シッポの付け根が少しだけ、切られて皮がはがされていて、
この部分から見える肉で、魚の良し悪しを判断し競り落とすとの事。
カチカチに凍っていて肌の色(?)による判断ができない状況で、
唯一の肉質を知る手がかり。素人には、、全部同じに見えます。。



マグロ達には、産地や重さが書かれた紙が貼ってある。
アメリカ、オーストラリア、ベトナム、、、世界中から来てます。




デカイ物は、フォークリフトというか、ショベルカー?で移動です。
1匹300kgの大マグロ!



セリ落とされた魚と一緒に仲買人の店へ!