日本の人口重心へ


真ん中当日、天気は曇り。


郡上から、長良川沿いに国道を南下。
隣の美並村(ミナミむら。現在は、郡上市に合併)へ向かう。


30分ほど国道を走ると、この看板。
日本真ん中街道!


いよいよ真ん中が近づいてきたようです。


そして、高速道路に美並インターのすぐ手前で左折!
角には、まん真ん中の里 の看板


坂を登った所にあったのが、「日本まん真ん中センター」

この辺りでは、他に無い、でっかい建物です。


真ん中にある金色の柱が日時計になっているという、
不思議デザインのこの建物。来場者はほとんど居ません。。(朝だから?)

晴れていれば、駐車場に金柱の影が出来て、
駐車場に書かれた数字で時刻が分かるようになっているらしいです。
が、あいにくの曇天のため、日時計意味なし。。



早速、中に入ってみました。(入館無料です)
中に入ると、円形の広い空間があり、中心に日時計の柱が立っています。

天井はドーム上で、そのガラス天井を突き抜けて柱が床まで来てます。

この日時計の柱。37.3mらしいです。ミナミ村だから373。。。。

そして、日本一の日時計との事。
日本一証明書が、事務所の上に飾られていました。



この柱に、、「日本のまん真ん中」の文字が!


日本の真ん中に到着だ!思ったより簡単に着きました。
2階に上がってみると、床に日本地図が描いてあるではないですか!

せっかくなので、写真を撮ってもらいました。
いえーい!日本の真ん中に到達!!

この建物は、地域の公民館的役割のようで、図書室やホールが併設されてました。


と、ここで、重大事実。
ここを真ん中としたのは、日本の人口重心があるから。
でも、最初に書いたように、人口重心は移動します。

5年ごとに行われる、国勢調査。そのたびに人口重心は移動するのです!


昭和の中盤から後半、
日本の人口重心は、美並村の中を転々と移動していたらしいです。
そのため、この町には何ヶ所か真ん中の碑があるらしい。
行かなくては!



とりあえず、真ん中センターの周りをぐるっと回ってみる。

真ん中センターの入り口にあったポスト。
日本の真ん中ポストって書いてある。。。

センターの隣にあるグラウンド。
まん真ん中広場。。。チョットやりすぎ?


センターを後にして、国道を南下。
15分ほどで、かつて、重心があったという吉田小学校に到着。

グラウンドの隅、道路わきにありました。
何だか微妙なモニュメント。古墳みたい。。

昭和55年の国勢調査でここが日本の人口重心だったとの事。


記念写真を撮って、次を目指す。


さらに国道を南下。すると、こんな看板が!
日本真ん中 子宝温泉!と、
20世紀最後の人口重心!


行きましょう、行きましょう。

コチラが、20世紀最後の人口重心があった子宝神社。
非常に静かできれいな神社です。手入れも行き届いています。


ここの境内に。。。ありました!人口重心の碑。


20世紀最後の1998年の国勢調査では、ここが日本の人口重心だったとの事。


最近、人口重心はどんどん、西から東へ動いています。

西日本(九州・四国)の人が大阪や名古屋に来たり、
関西の人が東京に来たりしているからでしょう。。
沖縄の人も、本土に来ているしね。



そして、前回の2003年国勢調査では、
人口重心は、この神社の東側にある水晶山を越えて美並村から出て行ってしまった!
なんと!真ん中センターまで建てて、村おこしをしていた美並村から、
真ん中が出て行ってしまった!
これは大問題!どうするんでしょ??

そのうち、美並村主催の「沖縄に引っ越そうキャンペーン」とか始まるかも。


神社を後にして、長良川沿いを走る。きれいですねー。


日本のまん真ん中温泉。「子宝の湯」に到着

人口重心=真ん中=ヘソ=子宝
という、ちょっと強引なネーミングの子宝温泉。

この温泉に入ったら子宝に。。といった伝説は無いみたい・・

ここの温泉の入り口は、ホームにあります!

電車が来ました。長良川鉄道です。
駅前温泉や駅前銭湯と言うのは各地にありますが、、
ここは、ちょっと違う。

駅名は、子宝温泉駅。「みなみ子宝温泉駅」になっている場合も
駅のホームにある自動ドアは、温泉の入り口。
つまり、、、駅舎が温泉なんです!
改札前に止まる車両だったら、ホームに降りることなく温泉に入る事も可能!?
(湯船に入れるわけじゃないけど)


線路の反対側から見ると、こんな感じ。


真ん中温泉。結構、普通の温泉でした。。。透明なお湯だった。
ただ、湯船の中でイロイロ考えました。もうすぐお昼という時間帯・・・
これから、どうしよう・・・夜までに大阪に着かなくてはならないのだが。。。



ここまで来たら、現在の人口重心も見たい!