Aピラーの中を見る



自動車には、屋根を支える柱(Pillar=ピラー)が通常3本あります。
両側にあるので、計6本。

それぞれの柱には名前が付いています。

モデルの写真は、しっかり手の入った106。(イギリスで)


前から、Aピラー・Bピラー・Cピラー と呼ばれます。

Bピラー(前後のドアの間にある柱)が無い車のデザインを、
クーペボディって呼んだりします。
「クーペ=2ドア」でも「クーペ=スポーツカー」でもないですよ。
ただ、2ドアスポーツカーにクーペが多いのは事実。
でも、たまに、4ドアクーペもあります。



3本ある柱のうち、一番前のAピラーは、開ける事が多いです。
中に、配線が隠れていたり、、また、配線を隠してみたり。。

そんなわけで、さっそくAピラーを解体。



まずは、運転席のドアを全開にして、ドア当たり面のパッキン(正式名:ウェザーストリップ)を
手で引っ張ってみます。




はまっているだけなので、引っ張ると外れます。




Aピラー周辺のパッキンが取れたら、内装のプラスチックを外します。
これもはまっているだけなので、簡単に取れます。




全部取れました。
工具は一切不要。 所要時間は1分程度のお手軽作業。
パッキンが、でろ〜んとしてますが、これで良いんです。
完全にドア部分から外してしまうと、取付が大変なので。。Aピラー周りだけ外します。





運転席側のAピラー内部には、複数の電線が通っていました。
天井のルームランプの配線や、ドアが開く事でルームランプを光らせるためのセンサー線など。。

ちなみに、助手席側のAピラー内部には、ラジオのアンテナ線などが入っていました。





戻す時はこの逆。
プラスチックカバーを取り付けてから、
パッキンで、カバーの裾部分を固定して行って完成!


大体、どんな車でも、こんな感じで中を見ることが出来るようです。