エンジンルームから、室内へコードを通せる場所を探す
バルクヘッド貫通!
エンジンルームのバッテリーから室内へ直接電源を引きたい時や、
車外に取り付けた部品の操作を室内でしたい場合など、
どうしても、室内へ配線を引っ張ってくる必要があります。
R4の場合、
フォグランプを取り付けて、スイッチを室内に。。。
水温センサーを取り付けて、水温計(メーター)を室内に。。。
タコメーター(回転計)もつけましたね。
どの場合も、すごく簡単に室内に配線を引っ張って来れました。
だって、バルクヘッドが穴だらけなんだもの!
その分、隙間風もすごいんですけど。。。
![](engine.jpg)
エンジンルームの一番奥の部分です
バルクヘッドと呼ばれる、エンジンルームと室内を仕切っている鉄の壁。
風雨が中に入って来ない様にするのはもちろん、
エンジンの熱や騒音を防ぐためにも、
そして、自動車自体の骨格を頑丈にするためにも、
しっかりとした鉄板で作られています。
![](bhead1.jpg)
横から見ると、ちょうど緑の辺りにあります。
このバルクヘッド、よく見ると、いくつかの穴が開いています。
ハンドルとタイヤを繋ぐ棒が通る穴
アクセル・ブレーキなどケーブルが通る穴
オーディオを始め電気系のコードが通る穴もあります
車の中の電気は、全てエンジンルーム内のバッテリーで動いているので
ただし、どの穴もそれぞれの用途専用の穴で、通るものにピッタリのサイズ。
おまけに、穴の周辺は、しっかり埋められています。
そうしないと、風や水、騒音が入ってきてしまうから
でも、どこかに使っていない穴や、
しっかりふさがれていない穴があるはず。。。
キャトルの場合、ほとんどがスカスカな穴だった・・・
306のエンジンルームを覗き込む。
うーむ。ちょうど良い穴が見つからない。。。
![](engine2.jpg)
中から探してみよう。って事で、
![](under1.jpg)
助手席足元のパネルを外してみる。(グローブボックスの下の部分)
すると、内装は、はまっているだけらしく、一応タイラップで固定されてた
簡単に外す事が出来ました。そして、中の配線がたくさん見える状態に!
![](under2.jpg)
この助手席足元スペースの一番奥を覗き込んでみると、、、
外に出て行くパイプの周り、黒いゴム状の一部に、、
小さな光が見える!外に繋がっている!!
![](under3.jpg)
このパイプはクーラーから出る水を捨てるドレンパイプでした。
バラしたクリーニングの針金ハンガーを、助手席足元から光に向かって差し込む。
![](hang1.jpg)
エンジンルームから覗き込んで見ると、、、出た!
バッテリーの奥、エンジンの右下、バルクヘッドから針金ハンガー!
![](hang2.jpg)
ちょうど良い場所です!
![](engine3.jpg)
今回通した部分は、水などが入ってこないように、
正体不明の黒いネバネバ物質で埋められいました。
臭いは無いけど、手に付くと取れない!!
![](dirty.jpg)
しかも、強力ネバネバで、、触るところがみんな黒くなる!
暑い日だったから、溶けていたのかも。寒い日にまた触ってみよう
ともかく、これで室内外の配線ルートは確保できたのでした!
現在までに取り付けた部品は、全てこの穴を通って配線しています。